女子レスリング48kg級で金メダリストになった小原日登美、
そして万年2位に甘んじた松川知華子など、ライバルに恵まれた
吉田沙保里と言えるのかも知れませんね。
世界最強の吉田沙保里がいる階級に、どうしても立ち向かうしか
なかった、小原日登美。
そして妹が引退した48kg級で復帰し、オリンピックに挑んだ
小原日登美とは対照的に、階級を変えずに10年間、
吉田沙保里に挑んだ松川知華子。
ロンドンオリンピックの選考会は、松川知華子が吉田沙保里に
挑んだ17度目の対戦だったようですが、ここでも負け全敗に。
これだけのライバルに恵まれた吉田沙保里は、他の国には
いないかも知れませんね。
「松ちゃんというライバルがいたから、私も頑張れたよ。
ありがとう。」
10年間、国内で戦い続けた松川知華子に送った手紙に、
吉田沙保里が綴った言葉に、偽りはないだろう。
吉田沙保里が、3度めの金メダルを取ってくれると信じたい。